福島県須賀川市 小野口木管楽器修理工房は、各種木管楽器の修理・調整・メンテナンスを行っています。

クラリネット:トーンホールに至った木部割れの修理

木部割れ・トーンホールの修理方法をご紹介します。
(写真クリックで拡大表示します)



下処理


トーンホールに至った割れ

割れ修理のために1日かけて下処理を施しました。以前の修理で割れを修正した形跡はあるものの、結局再度割れが開きトーンホールにまで至っています。中程度のダメージといえます。

ピン打ち


ピン打ち・表面処理

割れに対して、直角より少し角度を付けるように、クラックピン(クラックワイヤー、ビスなどと言います)を5本埋め込みました。ピンが管の内側からの膨張と、表側からの収縮を抑え、以降割れが進行しにくくなります。ピンを差し込むために管体に細い穴を開けますが、開口部はグレナディラの粉末で埋め、表面を綺麗に仕上げます。割れ自体は非常に目立たなくする事ができます。


割れたトーンホールの除去

トーンホールの割れは、管体の気密性を妨げてしまします。
割れたトーンホールの交換を行うことで、完全な気密性を復活させる事ができます。

割れたトーンホールの除去

トーンホールに合わせて工具を作り、削り取ります。

トーンホールを作る


新しいトーンホール 管体に接着

新しいトーンホールを旋盤で製作し、管体に接着します。
※トーンホールを交換した場合、その部分のタンポも交換が必要です。


割れの状態によって、修理法が異なる場合があります。
管体の割れは、早めに修理される事をお勧めします。

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